SPCの活動について
SPC会長 長島榮一
1995年(平成7年)度に当会が設立して以来、「主な活動」や「これまでの歩み」にありますように仙台フィルのファンクラブとして歩んでまいりました。私が会長として代表をさせていただいたのが2012年(平成24年)からですので、すでに10年を超えました。その間にスタッフや会員の皆様に支えられ活動を続けられましたことに感謝申し上げます。
SPCの活動を通じてボランティア精神の大切さと、オーケストラのマネージメント、楽団員の聴衆への意識の変化を身近に感じております。
当会の仙台フィルへの支援は、寄付やチケット販売の金銭面では決して大きなものではありません。しかしオーケストラの情報を会報「フィルハーモニークラブ」や定期演奏会時のチラシ「ファンクラブレター」を作成し聴衆に届けることは、能動的なボランテイア精神の一つとして誇れるものと考えております。決して見返りを求めることだけではないファンクラブ活動の本質が表れている一面と考えています。
発足した当時と大きく変わったのがオーケストラのマネイジメントのあり方です。多くの事務局員の方々と同席し、「オーケストラはまちの宝物」の企画や東日本大震災の復興のコンサートなどで協力して参りましたが、同じ基盤に立てないこともありました。しかし近年は、オーケストラのあり方に意見を求められたり、会場で温かい言葉をかけられることが多くなり好ましい傾向と感じています。
また交流のあるベテランの楽団員だけではなく、新入団楽員が聴衆にフレンドリーな姿勢を持っていることにも感心しています。若い楽団員の柔軟性と幅広い演奏活動への積極性に裏打ちされているものと思います。リサイタルや自主企画などには、声援と足を運ぶ原動力ともなっています。
これからも仙台フィルより与えられた感動を力として、様々な形でオーケストラ、一般の聴衆にお返し出来るような活動を行ってまいりたいと思っております。会員の皆様のこれまでと変らぬご協力と一般聴衆の皆様の入会をお願い申し上げます。
Sendai Philharmony Clubについて