マエストロ・ヴェロのラストコンサート

会員№45  長島榮一

これだけのコンサートがあるものなのでしょうか。ヴェロさんはボレロで小さくテンポを振るのみで、独奏者やパートの表現に委ねていたように見えました。そこまで信頼できるよう作り上げられていたのかもしれませんが、指揮者自身が演奏を楽しんでいたのか、あるいは試していたのか。フルートの深い音色やクラリネットの柔らかさから硬い表現、トロンボーンの太いメロディー、全国の人々に聴かせたかった。

会場にいた多くの聴衆が指揮者、演奏者、聴衆が共感を持って終えたコンサートでした。このまま翌日の上田公演について行きたい。連れて行ってほしいと思いました。(上田の感想投稿ください。)

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